吸引不良の主な原因としては下記のようなものがあります。
フィルターにゴミやホコリが溜まっている
吸引不良の原因として最も多いのがフィルターの目詰まりです。
ダストボックス(透明なプラスチックの部品)の中にゴミが溜まっていなくても、外側からは見えないフィルターの部分にハウスダスト等の微細なホコリが付着し、吸引力の低下することがあります。
フィルターが目詰まりした状態で使用を続けると、吸引力の低下、異音や異臭の発生、モーターの過熱や故障などの原因となります。
ダストボックスセットは機種ごとに構成部品が異なりますが、特に汚れが溜まりやすいのは下記の部分です。
RHC
スポンジフィルター・スポンジフィルターカバー
※スポンジフィルターカバーの青い部分は、目の細かい不織布でできています。一見したところゴミが付着していないように見えても、微細なホコリによって目詰まりし吸引力が低下することもございます。
RPC
ウォッシャブルフィルター
RSC
ファブリックフィルター
※効果的なフィルターのお手入れ方法について
フィルターのお手入れを行う際は、やわらかめの歯ブラシなどでこすり洗いをすると汚れが落ちやすいです。食器用洗剤などの中性洗剤を9:1程度に薄めた水に、5~10分程度漬け置きしてから洗っていただくとより効果的です(その場合は真水でしっかりすすいでください)。
お手入れ後は水気をしっかりと切り、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてからご使用ください。水気が残った状態で使用すると、吸引不良や異臭の発生などの原因となります。
※フィルターの交換について
フィルター(スポンジフィルターカバー含む)は使用やお手入れを繰り返すことで徐々に消耗するため、長期間に渡って使用すると、お手入れを行っても吸引力が回復しにくくなります。その場合は新しいフィルターをご購入の上、交換をおすすめいたします。
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本体やヘッドの吸引口、延長パイプなどにゴミが詰まっている
吸引口や延長パイプにゴミが詰まっていると、正常に吸引しなくなることがあります。
過去に修理としてお預かりした事例では、ゴミ以外にビニール袋や布の切れはしなどが詰まっていることもありました。
この場合は、詰まった物を取り除くことで吸引力が回復します。
ブラシが正常に回転していない
ブラシが回転しないと、ゴミをかき取ることができないため、吸引力が著しく低下します。
ブラシが正常に回転していない場合、ブラシに糸や髪の毛などが絡まっていないかどうか確認し、絡まっている場合は取り除いてください(ブラシの毛の部分よりも、端の部分にあるブラシの軸やキャップの周辺に絡まっていることが多いです)。
ヘッドからブラシを取り外せる機種の場合は、取り外してお手入れを行うことをおすすめいたします。
上記をご確認いただいてもブラシの回転しない場合は、ヘッド自体の不具合の可能性もあります。
また、ヘッドを本体に直接取り付けた場合はブラシが回転するのに、延長パイプを介して取り付けた場合はブラシが回転しない場合、延長パイプ内部の断線も考えられます。
ヘッド自体の不具合や延長パイプの断線と思われる場合は、製品をお預かりして修理を承ります。
モーター等、本体側の不具合
上記を全てご確認いただいても正常に吸引しない場合、本体側のモーターや基板等の不具合の可能性が高いです。
その場合は製品をお預かりして修理を承ります。